はじめに
海外から日本に手紙を送ってみたいと思ったことはありませんか?私は手紙を書くのが好きで、イギリス留学中の1年で20通日本に手紙を送りました。また、旅先の国でも手紙を書いて日本に送ったりします。
今回はイギリスを例に、してイギリス・日本間の手紙の送り方を解説します。切手の種類以外は基本的にどこの国から出そうが「国際郵便」といしての封筒の書き方等は一緒なので、一度マスターすると楽ですよ。
ただしこの記事の情報は2023年12月10日現在のものです。郵便制度ははすぐに変わるので最新の情報を確認するようにしてください。
封筒の書き方
基本の書き方
ここが一番大事!!基本的に国際郵便の書き方は世界共通で、”AIRMAIL 〇〇”の〇〇(国名部分)を、宛先の国によって変える、という感じになります。
ただし、日本と違うのは、自分の住所を表面に書くことが一般的だということです。そしてその住所は、イギリスの住所なら当然英語。日本語と違い、住所は番地から書いていきます。例えば、ロンドンの住所宛に送ると、"#101 Flat ABC 5 Royal Street London NW9 2AB (←郵便番号) United Kingdom” みたいな感じになります (住所は適当です)。宛先は封筒の表面に大きく!イギリスの場合、住所の区切りでカンマは打たないこと多いです。適宜改行で。
海外から日本宛の国際郵便
日本宛の手紙なら、住所は日本語で書いても大丈夫です。「AIR MAIL JAPAN」さえ大きな文字で書いてたら日本には届くので (そっから先は、日本で普通に郵便局で配達されるので、極論日本宛ということさえ英語でわかればいいわけです)
ね、簡単でしょ?ただし、一度だけ、イギリスの郵便局で「日本宛だろうと相手の住所が英語じゃないからだダメ!」と受け取ってもらえなかったことがあります。説明してもダメでした。海外って個人の裁量(とかいじわる?)でこういうことあるんですねよね…英語で住所書いた方が安全だとは思います。(そのときは別の郵便局に行ったら受け取ってもらえました)
封筒が小さくてスペースなかったら、自分の住所は日本の手紙みたいに裏面に書いてもOKです(これ推奨してるサイト参考にして出しましたが、全部無事に届いてます)。日本はもう切手買うだけなのであとは割愛。
ちなみに、私が去年日本からイギリスに宛てて出したクリスマスカードはこんな感じでした。
イギリスでの切手の買い方
どこで買う?
小さめの商店でも買えますが、基本は郵便局(Post Office)でRoyal Mailのサービス使うことになると思います。慣れてきたり大量に出す場合は自動販売機で買うことをおすすめします。ちなみに、イギリス(Royal Mail)の郵便料金は2023年4月3日に改訂されているので、それ以前の情報は参考になりません!また、2023年10月にも一部料金について改訂されています。詳しくは以下↓
窓口での出し方
窓口行く時は、「日本宛て」「Track/Signedにするか」を伝えればOK。基本的には重要書類ではない普通の手紙なら、1番安い追跡等なしのInternational Standardでいいと思います。(追跡できないが£20までの保証はついてる。普通に手紙出すイメージ。)
ちなみにTracked は「手紙の追跡サービスつき」で、Signedは「配達時署名が必要」なサービスです。それぞれつけたり両方つけることも可能です。
料金
1番軽い"Letter"で重さは100gまでかつ大きさは24cm×16.5cm×0.5cm以内。クリスマスカードとか普通の手紙なら大丈夫だと思います。2023年12月現在、公式サイト見ると、日本にstandardで送った場合、100gで£2.2(約400円弱)ですね。
ちなみに同じ条件で
Internationa tracked→£7.2
International signed→£7.4
International & Tracked→£7.4
となります。
詳しくは以下Royal Mailの国際郵便の料金のサイトに載っています。
郵便料金を見ると、ヨーロッパ外の国がゾーンごとに区分されていますが、個人的主観でおおざっぱに分けると以下になります。
Europe Zone 1:アイルランド・フランス・ドイツ・コルシカ・デンマーク・モナコ
Europe Zone 2:その他北欧・中欧・地中海沿岸西欧諸国
Europe Zone 3:バルカン半島近辺の国、旧ソ連の国(スタン系)諸国、バチカン、アイスランド、スイス、リヒテンシュタイン、グリーンランド
World Zone 1(日本ここ!):カナダ・南米・アフリカ・中東・東アジア・東南アジア
World Zone 3:アメリカ合衆国
詳しい国名はリンク先で確認してください↓
自動販売機での切手の買い方
秤があるので、そこで手紙を載せて重さを計測し、国の指定とかトラックできるようにするかしないか選べば、機械からシール型切手が出て来るので、ペタッと貼ってそのまま投函。自動販売機の側面(足のすねの当たり)に水平に持ち上げれる、封筒の大きさ確認のパネルついてること多いので、気になる方はここで最終チェック!
ちなみに、同じ重さのカード(大量の同じメーカーのクリマスカードとか)は、1枚ずつ計らずに、一気に切手複数枚買った方がラクです。
かかる日数は?
Royal Mail公式だと、ヨーロッパ外への国際郵便はだいたい5〜7日営業日とありますが、私が手紙を出した2023年夏は、イギリスから日本へ手紙をだすと届くまで2〜3週間かかりました(なぜか同じ時期でも日本→イギリスは1〜2週間だった)。2021,2022年も同じ感じでした。余裕をもった投函をオススメします。
ホリデーシーズンのグリーティングカードの投函期限
日本宛
イギリスではクリスマスやイースターにお手紙送ることが多いです。なので、郵便局が「○○の国にクリスマスカード出したいなら△△までに出してね!」とアナウンスしてます。グリーティングカード送りたい方は、早めに準備しましょう。
ちなみに2023年の日本宛て(Far East)の期限は、International Standardで12月5日、International Tacked and Signedで12月11日まででした、ご参考までに↓
イギリス国内
イギリス国内宛だと、1番期限が早いもので、2nd Classの2023年12月18日です。まだ間に合う!!
手紙以外を送りたい人へ新ルールの注意!
世界的に、2024年3月から世界中で荷物の中身を国際的な番号と電子データで管理するような動きになっていて、すでにEUではHSコード導入もスタートしています。そのため、基本的には手書きの手紙やポストカード以外は全て電子ラベルを作成して送らなければならないと考えたほうがいいです。例えば、手紙の封筒の中にどんな小さなものでも(ちょっとしたしおり等でも)入れるとその対象になり、このブログで紹介した方法では送れません。手紙を送るなら手紙のみ、その他の商品を送るなら、特別な手続きになる(小包送る感覚)と覚えておきましょう。詳しくはこちら↓
どこかで荷物の送り方も解説したいと思います。
個人的アドバイス
・手紙書いたら写真を撮るようにしましょう!誰に何書いたかわからなくなることよくあるので。
・特に留学など、期限付きでイギリス(海外)に行ってる方!絶対手紙の本文に日本の住所といつまでこっちにいるか書きましょう!返信くれる人が帰国してから元の住所に手紙おくっちゃう可能性あるので…
・なぜ郵便局で自動販売機を使うことをススメするのか…窓口より早い!もありますが、海外あるある、窓口だとよくわかってないスタッフが謎のダメだしで受け取ってくれなかったり書き直しさせてきたりするから…(私窓口で2回ありました、もちろん公式ルールでOKです、Airmail Japanと大きく書いてあれば)。大抵のスタッフは優しい人も多いですが、日本と比べてトラブル多いです。慣れてきたら絶対自動販売機のがいいです。何よりこっちも気が楽なので。
・イギリス、便箋文化ではないのか、レターセットや便箋が売ってない!ほとんどポストカードです!そしてあまりかわいいシールとかマステとかない。こういうのが好きな人は日本から持っていきましょう!
(おまけ)どこでポストカード買う?
イギリスはカード文化で、クリスマスやイースター、誕生日用のカードが色んな場所で売られています。
・スーパー
・美術館や博物館
・本屋さん
などなど…
紅茶専門店もよく出してますよ、フォートナム&メイソンのポストカードかわいくてオススメです。高いけど。
そんな私激推しの「ポストカードの穴場」のお店は、超有名ブランドモノのディスカウントストア、TKMAXX! かわいくて個性的なポストカードよく売ってます。お土産にも◎