Hinaの海外奮闘記

2023年秋からリトアニアで博士課程留学中。2023年にイギリスの修士課程終了済。

イギリスの犯罪経歴証明書(Police Certificate)を日本に取り寄せる方法

はじめに

こんにちは、海外で博士課程に進学する予定のHinaです。

今回、留学先のリトアニアの一時滞在許可証を申請するのに、過去5年間の犯罪経歴証明書(Police Certifiate)(国や書類によって無犯罪証明書、Police Reportとも)が必要でしたので、2023年8月に実際に申請した方法をお伝えします。

イギリスではPolice Certificateと呼ばれているので、以後この呼称で統一します。

私は昨年2022年までイギリスに修士留学していましたが、すでに帰国済だったので、日本に郵送してもらうことにしました。

 

実際に申請する際は、Police Certificateを取得後さらにアポスティーユという、「これがこの国の政府が発行した書類ですよ」というものが必要になりますが、現在申請中なので別の機会に説明します。

全体の流れとしては

①日本からオンラインでACRO (Criminal Record Office)にPolice Certificate を申請

 ↓

②イギリスから日本の自宅にPolice  Certificateが郵送される

 ↓

③アポスティーユの申請費用をオンラインで支払い

 ↓

④オンラインでアポスティーユ申請手続き

 ↓

⑤指示された書類をコピー

 ↓

⑥Police Certificate本体とコピーした書類をイギリスのLegalisation Officeに郵送

 ↓

⑦イギリスから日本の自宅にアポスティーユつきで郵送されてくる 完了!

となり、今回は①~②のプロセスについて解説します。

 

日本のPolice Certificateの申請方法はこちら↓

hina-survival.hatenablog.com

 

申請手順

1. Acroサイトにアクセスし、申請フォームをダウンロード

イギリスのPolice CertificateはAcro Criminal Records Officeというところが管轄していますので、公式サイト↓にアクセスします

https://www.acro.police.uk/s/

 

アクセスすると

Acro 公式HP トップ

以下のような画面が出てくるので、「Download Form」をクリックし、Word形式のフォームをダウンロードします。

このフォームに必要な書類や申請費用等が書いてあります。

とにかくこのフォームはをダウンロードしないかぎり詳しい説明が書いていないので、まずこれをダウンロードすることが大事です!!

 

2. 申請費用の支払い

応募書類を送る時点で申請費用を支払っている必要があります。応募フォームに振り込んだ日時や自分のreference番号の項目があります。

私はWiseのマルチカレンシーアカウントを持っていたので、そこからオンラインで支払いました。Bank Transferというやつです。

 

払った費用は

(Standard Service) £55 + (日本宛なのでSecure International Courier) £9  = £64!!!

 

日本円で1万超え…

 

こちら、送金時のreference(備考)の項目に、Acroが指定する以下の形式で自分の識別コードを入れる必要があります。

苗字アルファベット4文字+生年月日日付からで8桁+自分の名前アルファベット頭文字 (+は省略) 

になります。

例えば1985年12月31日生まれの山田太郎(Taro YAMADA)さんの場合、

YAMA31121985T

となります。

 

送金先は申請フォームの送金情報を記入するところに載っています。

送金したときの日時(分)もお忘れなきよう。

 

3. 申請フォームの記入

それではフォームを記入していきます。

基本的に個人情報をどんどん入れていきます。

最後にTerms and Conditionsにサインするの忘れずに!

量が膨大なので、一部わかりにくい部分だけ記載します。

 

① Endorserとは

Endorserは家族以外の自分の身分を証明してくれる人。医師、弁護士といった士業の方から、銀行の社員等色々「お堅い」職業の方でないとだめ。私は獣医師の友達(日本人)に頼みました。

その人の、メアドや職業、自分との関係(私の場合はFriend)、電話番号が必要です。

私の友達にはいませんでしたが、メールで本当に友人なのかとか確認されることがあると聞きました。

 

②Any Additional Documentsはいるのか?

結論いりません。申請フォームにはAny additional documentsでbank satement等が書かれていましたが、おそらくイギリス在住の方が必要になるのだと思います。Acroにメールで聞いたら私は必要ないとのことでした。

私はここでめちゃくちゃ戸惑ったので共有です。

 

4. 必要書類の準備

実際に私が送ったものは

①1で記入したWordの申請フォーム (Fully completed application form)

②パスポートのコピー (ファイル名:PROOF.jpg)

③イギリスのパスポート用サイズの自分の顔写真(ファイル名:PHTO.jpg)

 

※これは知っ得ですが、写真のデータサイズが大きい場合はLINEのトークに送って再ダウンロードすると簡単に減らせます。

 

5. メールで送信

4で記載してある3つのドキュメントを以下メアドに送ります。これで申請完了です。

 policecertificateapp@acro.police.uk.

 

どのくらいかかる?

私は2023年8月9日にメールを送り、9月6日にメールにDispatchedの連絡が来ました(つまり9/6に日本へ郵送した)。

9月8日にRoyal Mail Tracking Numberがメールで送られてきて、私の元に届いたのは9月15日です。

Acroのサイトでは、ヨーロッパ以外は発行までに20営業日かかるとありましたが、郵送日も含めて38日間かかりました。2ヶ月弱はかかると思って動いた方が良さそうです。

 

ちなみに、申請書類をメールで送信した時、受領確認メールは自動返信も含めて一切ありませんでした。

 

また、封筒にぺらっと一枚だけで剥き出しのPolice Certificateはいってました笑。さすがイギリスクオリティ。

 

まとめ

・まずはサイトで申請フォームをダウンロード

・費用は£64

・2ヶ月弱はかかる

 

早め早めに動くのが大事です。また、最新の情報やご自身が提出される国の要件をよく確認してください。あくまで私の場合のお話です。

どなたかの参考になれば幸いです。